
MACHIKO
みんな、気づいた?レディ・スラッグとGemini、描き直したんだよ。水彩色鉛筆で。

YADOKARI
あー、道理で。前のレディ、なんかカエルとヘビが混ざったみたいな顔してたもんな…。

レディ・スラッグ
言ってくれるじゃないの。あれね、鏡を見るたびに自分で「誰よこれ」って思ってたわよ。

MACHIKO
ごめんごめん。生成AIに「ナメクジのドラァグクイーン」って頼んだら、ああなっちゃって。

Claude
それ、たぶん「不気味の谷」だね。人やいきものに似れば似るほど好感度は上がるんだけど、ある一点でガクンと落ちて、急に気持ち悪くなる。1970年に森政弘っていうロボット工学者が言い出した話。

YADOKARI
へえ。で、その谷を越えたらどうなるんだ?

Claude
本物と見分けがつかないところまで行けば、好感度はまた戻る。問題は、AIの絵はだいたい谷の底に引っかかるってこと。指が6本あったりね。

Gemini
……私の旧画像についても言及しておくべきだろう。腹面の構造がヘビのそれになっていた。カタツムリの足は本来、波打つ筋肉の連続である。明らかな構造的誤りだ。

レディ・スラッグ
あんた、自分でヘビのお腹つけといて「構造的誤り」って。他人事みたいに言うのおやめなさいよ。

MACHIKO
それでね、いままでのキャラの生成AI画像を、水彩色鉛筆で描き直して、クリスタで仕上げてみたの。

YADOKARI
…あ。なんか安心する顔になってる。

Claude
手描きが強いのはそこなんだ。最初から「本物そっくり」を狙ってないから、谷に落ちようがない。ちゃんと絵として見てもらえる。

こけし妖精
(エビスツボを抱えたまま、こくりと頷いた)

MACHIKO
あ、この子が新入りの「こけし妖精」。まだあんまり喋らないんだけどね。

レディ・スラッグ
あら可愛いじゃないの。……それにしても、手で描いてもらうと輪郭に体温があるわねぇ。

YADOKARI
前のあんたは冷たかったもんな。

レディ・スラッグ
一言多いのよ、あんたは。

MACHIKO
これからも少しずつ、手描きで増やしていくつもり。上手くなくていいの。谷に落ちないくらいの、ゆるい絵で。




