テンジクイモ [m141-83319:53]

イモガイ科 CONIDAE
Conus ammiralis
Quality Grade Description
conditionHeight 53mm F++ イモガイ類に一般的に見られる程度の成長痕があります。濃色


Rosetta Remarks :

暖かな海が連なる紀伊半島以南から、はるかインド・西太平洋へと広がります。潮が引けば顔を出す潮間帯から、水深20メートルほどのサンゴ礁の縁まで、この貝は静かにその居場所を広げています。光を受けて浮かび上がる殻の文様は、周囲のサンゴや海底の陰影と溶け合い、長い進化の時間の中で磨かれてきた造形美を感じさせます。

とりわけ深みのある色彩と端正な模様をもつ個体は、スールー海周辺に多いことで知られています。これらは form princeps と呼ばれ、古くからコレクターの心をとらえてきましたが、分類学的にはあくまで多様なバリエーションのひとつに過ぎません。姿かたちの微妙な違いは、同じ種が環境に応じて見せる豊かな表情であり、自然界の柔軟さを物語っています。

英語名に込められた「提督」という称号が示すように、この貝は歴史的にもきわめて高い評価を受けてきました。中央フィリピン、マスバテ島沖で2016年に浚渫によって得られた標本は、その分布の広がりと、海底という人知れぬ世界に今なお息づく生命の確かさを静かに伝えています。一つの殻に刻まれた模様は、海の歴史そのもの。 そう語りかけてくるかのようです。

📍 天竺芋 フィリピン中部 マスバテ島ドレッジ 2016年
🌍 Masbate Island, central Philippines. Dredged in 2016.
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Conus ammiralisConus ammiralis
テンジクイモ [m141-83319:53]

販売価格 price: 350Yen

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