シャクシロウバイ 杓子臘梅 [r007080-83349:32]
シワロウバイ(ロウバイガイ)科 NUCULANIDAE
Nuculana acinacea
Quality Grade Description
Length 12mm w/p F++/+ 離弁していますが、綺麗な標本です。
Remarks :
Length 12mm w/p F++/+ 離弁していますが、綺麗な標本です。
Remarks : 駿河湾から九州にかけて、水深100〜400mの砂泥底に分布します。人の目が届きにくい深海底で、底生生物群集(ベントス)を構成する一員として確認されています。
殻は微小ながら、後端が鋭く尖り、やや反り上がる独特の輪郭を示します。この形状は、種小名 acinacea が示すように、ラテン語で短剣や曲刀を意味する語に由来すると考えられています。形そのものが、名の由来を語っています。
主に底引き網漁によって深海底から採集されます。日常的に知られる存在ではありませんが、砂泥底の環境を支える生物相の中で、確かな役割を担っています。
室戸岬沖の水深150〜200mという産地記録は、本種が西日本太平洋側の深場環境に適応してきたことを示す一例です。小さな殻に刻まれた形態と分布は、深海という舞台で積み重ねられた進化の痕跡でもあります。
目立たぬ存在であっても、深海の砂泥底では欠かせない一片です。
📍 高知県室戸岬沖 150-200m深 1980年代
🌍 Off Cape Muroto, Kochi. 150-200m deep in 1980's.
🌍 Off Cape Muroto, Kochi. 150-200m deep in 1980's.
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