テンニョノカムリ [r002288-83405:60]
アクキガイ科 MURICIDAE
Latiaxis japonicus
Quality Grade Description
Height 29mm F++ 多きめ、綺麗な国産標本です。
Remarks :
Height 29mm F++ 多きめ、綺麗な国産標本です。
Remarks : 高知県・足摺岬沖。黒潮が運ぶ外洋の水塊の下、深場の砂礫底に本種は息づいています。分布は東シナ海からフィリピン、オーストラリア、さらにハワイ諸島へと広がり、水深30〜400mの海底がその舞台です。広大な海域に点在しながらも、国産個体は力強い大型の個体が少なくありません。
殻は厚質で、手に取ると確かな重量感があります。殻表には太い鱗片状の螺肋が力強く走り、その上に大きく発達した鱗片状突起が間隔をあけて並びます。肋間にはさらに細い螺肋がめぐり、全体に緻密な構造を形成します。肩部には上方へ伸びる棘状突起が立ち上がり、縫合と肩の間にも、棘を備えた一本の螺肋が走ります。この一点が本種を識別する重要な標徴です。
同属種と比較しても、立体的な彫刻性と構造の明瞭さは際立っています。装飾的でありながら、造形は機能に裏打ちされています。深海という環境が選び抜いた形といえるでしょう。
その姿は、海底に築かれた小さな彫刻作品のようです。自然が長い時間をかけて刻んだ造形美が、ここに結実しています。
📍 高知県足摺岬沖珊瑚網 200-300m深 2010年
🌍 Off Cape Ashizuri, Kochi.
🌍 Off Cape Ashizuri, Kochi.
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