ベニアラレボラ [groseum-83341:55]
フジツガイ科 RANELLIDAE(CYMATIIDAE)
Gyrineum roseum
Quality Grade Description
Height 15,17mm w/o F++ 1個は蓋付き
Remarks :
Height 15,17mm w/o F++ 1個は蓋付き
Remarks : 紀伊半島以南から熱帯太平洋にかけて分布し、潮間帯から水深20mほどの珊瑚礁棚、その張り出しの下に身を寄せて暮らします。礁の陰に生じる複雑な環境が、この小さな殻を育んできました。
属名の語源は、ラテン語でオタマジャクシを意味する語、あるいはギリシャ語で「円」や「回転」を表す語に求められると考えられています。殻全体に広がる連続的な彫刻は、回転する運動や循環を思わせる造形です。種小名は「バラ色」を意味し、殻色そのものを端的に言い表しています。
殻表には、格子状に配置された粗い結節が規則正しく並びます。この粒状の突起が、和名で「霰」と呼ばれる所以です。彫刻は浅くなく、光を受ける角度によって陰影が明確に浮かび上がります。
色彩は個体差があり、バラ色から橙赤色まで幅を見せます。縦張肋に沿って白色の縞が入る個体もあり、微小な殻の中に複数の色調が共存します。
極小サイズながら、構造と色彩の完成度は高く、マイクロシェルを愛好する収集家の間で評価されてきました。網漁(タングルネット)によって得られた本個体は、珊瑚礁という複雑な舞台で磨かれた造形美を、そのまま伝えています。
小さな殻に刻まれた粒の一つ一つが、熱帯の海で積み重ねられた時間の証言です。
📍 フィリピン ボホール島 タングルネット
🌍 Bohol Island, Philippines. Tangle net.
🌍 Bohol Island, Philippines. Tangle net.
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