ニューマンニンギョウボラ (仮称) [r006028-83395:62]

ガクフボラ(ヒタチオビ)科 VOLUTIDAE
Amoria turneri newmanae
Quality Grade Description
conditionHeight 76mm F+/++ 殻口チップがあります。


Rosetta Remarks :

インドネシア・マルク諸島沖。2007年11月、トロール網によって海底から引き上げられました。
深海の堆積底に眠っていたこの個体は、ニンギョウボラ類の中でも独自の存在感を放ちます。

本種はニンギョウボラの一型に位置づけられ、サラサニンギョウボラとサミダレニンギョウボラ、その両者の特徴を思わせる中間的な意匠を示します。分類学的にも興味深い立場にあり、地域個体群の分化を考えるうえで重要な資料となります。

属名 Amoria は、ラテン語の「amor(愛)」に由来すると考えられています。磨き上げた陶器のような殻肌と、優雅な色彩がもたらす印象から、その名が与えられたのでしょう。亜種名 newmanae は人物献名で、本種の発見あるいは研究に寄与した人物を記念したものと推察されます。

殻形は紡錘形に近い卵形。輪郭は引き締まり、両端へと均衡よく収束します。殻表は平滑で強い光沢を帯び、基調は淡いクリーム色。その上に赤褐色から茶褐色の模様が走ります。揺らぐ炎を思わせる線が重なり合い、個体ごとに異なる景観を描き出します。

マルク諸島は多様な貝類相で知られる海域です。本種もまた、その生物地理学的な豊かさを物語る一例といえます。近縁種との比較においては、模様の配置と色調の移ろいが識別点となります。殻という限られた空間に、進化の選択が刻まれているのです。

掌に収まる小さな造形の中に、南方の海の歴史が凝縮されています。この一殻は、深海と人の探究心を結ぶ証人です。

📍 インドネシア マルク諸島(モルッカ)トロール 2007年11月
🌍 Maluku Islands, Indonesia. Trawled. November 2007.
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ニューマンニンギョウボラ (仮称) [r006028-83395:62]

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